トト・ウォルフ、青旗システム故障で「テレタビーズエンジニア」と痛烈批判
2026年ハンガリーGPは、レースを大きく左右する青旗システムのトラブルで波乱の展開となった。メルセデスのチーム代表トト・ウォルフは、ピットウォールで情報共有を怠った後方チームのエンジニアたちを「テレタビーズ」と痛烈に非難。普段はクールなウォルフがここまで激昂するのは珍しく、F1界に衝撃が走った。
問題の核心は、後続の速いマシンに道を譲るよう促す青旗システムが正常に機能しなかったこと。通常はドライバーのダッシュボードに青信号が点灯するが、今回は物理的な青旗とパネルだけが頼りだった。その結果、トップ争いを繰り広げるドライバーたちが周回遅れの処理に苦しみ、思わぬ接触やタイムロスが続出した。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 最も大きな影響を受けたのはマクラーレンのオスカー・ピアストリだ。2位を走行中、ウイリアムズのカルロス・サインツとターン2で接触。サインツは自らが周回遅れになることを知らず、フェルナンド・アロンソとの激しいバトルに夢中になっていたという。「ラップされた車に衝突されるなんて、レースで起きるとは思わなかった。彼が見えなかったとか、誰も教えなかったとか、そんなの関係ない。完全な認識不足は許容できない」とピアストリは怒りを隠さなかった。この接触が響き、ピアストリはその後ギアボックストラブルでリタイア。優勝の可能性が完全に絶たれた。
一方、サインツは5秒のタイムペナルティを受けたが、「自分がラップされるところだとは全く分からなかった。オスカーがデッドスポットにいたので、避けようがなかった。システムの故障は言い訳としてかなり妥当だ」と主張。レース中の出来事として片付けようとした。
ウォルフは、この問題がメルセデス勢の表彰台争いにも悪影響を及ぼしたと指摘。キミ・アントネッリとルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンを追い上げる場面で、後方マシンが必死に守りに入ったため、貴重なタイムをロスしたという。「マーシャリングシステムが機能せず、後方のマシンがルイスとキミの戦いを妨害した。自チームのドライバーに後方の状況を伝えない、あのピットウォールのテレタビーズエンジニアたちは恥知らずだ」と、容赦なく批判した。
ピアストリはサインツに対してさらに追及。「彼は他人に厳しい批評をするが、これまでにもトラック上で問題を起こして批判されたことがある。ああいうことをしたなら、自分の行動を鏡で見直すべきだ」と鋭く応酬した。
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表はより冷静に受け止めた。「カルロスはフェアなドライバーだ。こんなことが起きたのは、何かが正常に機能していなかった証拠。青パネルに問題があったと聞いている。我々はドライバーに、後方マシンがいつも以上に苦戦しているから超慎重に行くよう伝えた」と語った。
優勝はピアストリのチームメイト、ランド・ノリスが勝ち取った。しかし、この一件はシーズン後半戦に向けて、青旗システムの信頼性やレース運営の在り方に大きな課題を残した。F1は夏休みを挟み、8月21日からのオランダGPで再開。各チームの対策が注目される。
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