ジェームス・トニーがシャクール・スティーブンソンのP4Pを痛烈批判「何を成し遂げた?」
ボクシング界のレジェンド、ジェームス・トニーが現代のスーパースター、シャクール・スティーブンソンの“パウンド・フォー・パウンド”評価に真正面から異議を唱えた。自身もミドル級からヘビー級まで階級を超えて戦い抜いた“ライトヘビー級の殺し屋”は、シャクールの実績に納得していない。
「何のために?何を成し遂げたんだ?」トニーは『About Boxing』のインタビューでこう切り捨てた。「トップになりたいなら、最高の相手と戦え。言い訳するな。俺はやった。ロイもやった。マービン・ハグラーもやった。シャクールが戦うべき相手は誰だ?デビン・ヘイニー、ジャーボンタ・“タンク”・デイビス、そういう連中だ」
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro トニーのキャリアはその言葉に重みを与える。彼はミドル級からスーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級を経て、最終的にヘビー級まで身体を張って階級を上げた。IBFクルーザー級王座を奪取したワシリー・ジロフ戦、そしてエバンダー・ホリフィードをストップした試合では、何の注文もつけずに自然体のヘビー級と渡り合った。
対照的なのがシャクールの交渉姿勢だ。4階級を制覇しながらも、デビン・ヘイニー戦では144ポンドのキャッチウェイトと、ヘイニーのWBOウェルター級王座の返上を要求。ライアン・ガルシアやコナー・ベンとの試合でも同様にキャッチウェイトを設けようとしたため、どの交渉も実現しなかった。ラモント・ローチJr.がライト級から上がってきたばかりの頃は関心を示したが、ウィリアム・セペダにローチが圧倒された後、その熱意は一瞬で冷めてしまった。
もちろん、すべての現代ボクサーにトニー級の過酷な階級挑戦を求めるのは酷かもしれない。しかし、トニーの目には、シャクールの“安全性を重視したマッチメイク”は明らかに物足りない。140ポンドでテオフィモ・ロペスを圧倒した実績は評価する。だが、その後の大物対決はすべて「自分に有利な条件」を求めて頓挫しているのが現実だ。
トニーは「もっと大きな相手と、向こうの階級で戦った」。シャクールは「もっと大きな名前と、自分の条件で戦いたがっている」。この差は歴然だ。トニーが選ぶ現役最強ファイターはデビッド・ベナビデス。シャクールの名前はそこにはなかった。ボクシングファンなら誰もが納得する辛辣な“お墨付き”は、現代のP4Pランキングに一石を投じることになる。
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