ヒッチンズ悲痛「ABを見るのが辛い」ブロナーが酒害で再び転落
元IBFライトウェルター級王者リチャードソン・ヒッチンズが、かつて兄のように慕ったアドリアン・ブロナーの現状に心を痛めている。現地2026年8月16日、アトランタのステートファーム・アリーナで行われたクラレッサ・シールズ対ケイ・スコットのイベントで、ブロナーが酒に酔って意識混濁状態に陥る姿がカメラに捉えられた。
問題のシーンは、DAZNのカメラがバックステージでブロナーを捉えたもの。レイ・Jの隣に座ったブロナーは椅子に崩れ落ち、目を開けているのもやっとの様子だった。その映像がアリーナのスクリーンに映し出され、瞬く間にSNSで拡散。ヒッチンズはXに「ABのこんな姿を見ると本当に頭が痛くなる。もう更生したかと思った矢先に、また同じ過ちを繰り返している」と投稿した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ヒッチンズの反応は、単なる外部の批判とは重みが違う。ブロナーはかつてヒッチンズにとって兄貴分であり、キャリアの絶頂期と、その後の自己破壊的な生活の両方を間近で見てきたからだ。ブロナーは37歳。先ごろ膵炎で入院したばかりで、長年にわたるアルコール問題が健康を蝕んでいる。その矢先の今回の醜態に、ヒッチンズは深い失望を隠せない。
リング復帰を目指すにしても、ブロナーの現状は厳しい。戦績35勝5敗1分(24KO)の元スターは、2024年6月7日にブレア・コブスに10回判定負けして以来、2年以上リングから遠ざかっている。あの試合では2ラウンドにダウンを喫し、精彩を欠いたパフォーマンスに終わった。かつてのような絞れた体はなく、まともなトレーニングキャンプを張るにも大幅な減量が必要な状態だ。
タイトル挑戦は非現実的で、無名の相手との調整試合ではかつてのような高額ファイトマネーは見込めない。ブロナーの名前にはまだ価値があるが、低レベルの相手を倒しても採算が合わないのが現実だ。もしサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク氏がコナー・ベンとの対戦をバックアップすれば別だが、そうでなければ復帰に意味はない。キャリアの全盛期をとうに過ぎた男が、再びリングに上がる理由は見当たらない。
ヒッチンズは、自分がかつて憧れた男が、健康上の警告を無視して同じ道を突き進むのをただ見守るしかない。いまブロナーに必要なのは、リングへの復帰ではなく、リングの外で人生を立て直すことだ。
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