レアル移籍の19歳ディオマンデ、リバプール断念の真相…モウリーニョの“フランス語”が決め手
今夏の移籍市場で注目を集めた19歳のウィンガー、ヤン・ディオマンデがレアル・マドリード入りを決断した。リバプールも獲得レースに名乗りを上げていたが、最終的に白旗を揚げる形となった。その背景には、新指揮官アンドニ・イラオラ体制への不安と、ジョゼ・モウリーニョ監督の熱意があったようだ。
ディオマンデは移籍先を決める前にイラオラ監督と面談していたとされる。しかし、その会談を経て、彼はリバプールが「過渡期」に入ると感じたという。リバプールはRBライプツィヒが提示する1億3000万ユーロ(約1億1100万ポンド)の評価額に届かず、8500万ポンドのオファーを拒否されていた。再オファーには動かず、獲得レースから事実上撤退。パリ・サンジェルマンも個人合意に達していたとの報道があったが、こちらもライプツィヒの要求額に届かず断念していた。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 一方、レアル・マドリードも当初は8540万ポンドのオファーを跳ね返されていたが、最終的に最大1億4000万ユーロ(約1億2000万ポンド)の契約で合意。内訳は基本額1億2500万ユーロ(約1億700万ポンド)に、追加条項1500万ユーロ(約1280万ポンド)が上乗せされる。契約期間は7年で、今夏のベルナベウでの再建計画における6人目の新戦力となった。イブラヒマ・コナテ、デンゼル・ダンフリース、ベルナルド・シウバ、マルク・ククレジャ、カルロス・エスピに続く補強だ。
実はレアル・マドリードは当初、ウィンガー補強の予定はなかった。ニコ・パスがコモでの活躍を受けてバイバック条項で復帰する見込みだったからだ。しかし、そのプランが頓挫したことで、リバプールが最有力と見られていた。リバプールのレジェンド、モハメド・サラー後継の座は、ディオマンデにとって魅力的に映ったとされる。だが、イラオラ監督との面談後、彼の心は揺れ動いた。
決め手となったのは、モウリーニョ監督の存在だった。代理人を務めるネイサン・キャンベル氏は「最後のピースはジョゼ・モウリーニョだった」と明かす。「彼は流暢なフランス語でヤンと話をした。それが彼にとっては大きな意味を持った」「フランスのクラブで指揮を執ったことがないから、モウリーニョがフランス語を話せるとは知らなかった。しかし、彼が電話で時間を取り、フランス語で自分の考えやプロジェクト、チームでの役割を語ったことで、その会話を大切にしていることが伝わってきた。それが決め手だった」と振り返る。
さらに、レアル・マドリードはディオマンデに対して、個人とチームの両面での成長プランを詳細に提示。ヴィニシウス・ジュニオールのベルナベウでの成長過程をケーススタディとして示すなど、将来設計を具体的に描いたという。
ディオマンデは、チャンピオンズリーグ3連覇を目指すモウリーニョ監督のもとでプレーすることを選択。リバプールではなく、白い巨人の一員として新シーズンを迎える。彼の選択が、今後の欧州サッカー界の勢力図を変えるかもしれない。
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