ハミルトンに怒涛の4連続ペナルティ!フェラーリ移籍後、タイトル争いに暗雲
ルイス・ハミルトンがこの3レースで“異例の量”のペナルティを食らっている。直近3戦で4度ものペナルティ。本人も無線で「スチュワードは罰則を乱発しすぎだ」と吐き捨てるほどだ。この結果、フェラーリに移籍した7度のワールドチャンピオンは後輩のキミ・アントネッリに選手権で50ポイント差をつけられてしまった。果たしてこれらのペナルティは妥当だったのか? ひとつずつ振り返る。
最初のドミノは地元イギリスGPでのフライングスタート。スタート前に少し前進したとみなされ、5秒加算ペナルティ。結果的にハミルトンは3位でフィニッシュしたが、本人は「スチュワードは一貫していない」と不満を漏らした。「ドライバーズブリーフィングでも議論した。最後の赤信号が点灯しているときに動いてなければペナルティは受けないはずだと。僕はボックスから出ていなかった」と主張。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 続くベルギーGPでは、オープニングラップのターン5で接触事故。相手はメルセデスのジョージ・ラッセル。ハミルトンのアンダーステアにより、ラッセルはスピンしてグラベルに突っ込みレースを終えた。スチュワードは「ハミルトンに全責任がある」と5秒ペナルティ。しかし、被害者であるラッセル本人が「レーシングインシデント」と擁護したこともあり、ハミルトンは「ぶつかった相手でさえレーシングインシデントだと言っているのに。あのペナルティは不要だった」と悔しさを滲ませた。ペナルティがなければ表彰台、あるいは優勝も狙えた可能性があった。
最大の痛手はハンガリーGPの予選。Q3でオスカー・ピアストリをブロックしたとして3グリッド降格。実際、新品ソフトタイヤを履いて2番手を獲得したハミルトンは、スタートからトップに立って優勝を狙える絶好のポジションにいた。チームのコミュニケーションミスからピアストリのアタックに気づけなかったと説明するハミルトン。「最終的に自分がコース上にいたことに責任を取る。でも、みんな最初のラップの終わりにいると思っていた」とコメント。結局5番手スタートを強いられ、決勝でもさらなる災難が待っていた。
決勝ではピットレーン速度制限80km/hを0.1km/hオーバーして5秒ペナルティ。アントネッリとの合流を焦ってのミスだった。ハミルトンは「振り返ればピットに入るべきじゃなかった。タイヤはまだ大丈夫だった。少なくとも3位は守れたはず」と語る。しかし、バーチャルセーフティカーのタイミングでフェラーリがピットに呼び込み、本人はチーム判断を「信頼するしかなかった」と振り返った。
総損失ポイントはせいぜい6ポイントだが、何よりハンガリーの予選ペナルティが致命的だった。フェラーリのパッケージは非常に速く、もしフロントローからスタートしていれば優勝も視野に入っていた。そうなればアントネッリとの差は40ポイント未満に縮まっていたはずだ。
「また頑張って戻ってくる。ポジティブな要素もたくさんある。もうペナルティを受ける理由を与えないようにする」と語ったハミルトン。記録的な8度目のタイトルを狙うフェラーリのエースは、自分たちのミスを断ち切れるか。F1は夏休みを経て、8月21日からのオランダGPで再開する。
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