WBCがアダメスに待った!ベントリー戦は白紙、防衛戦はラモス対ヌルスタノフ勝者に
WBCミドル級王者カルロス・アダメスが、思わぬ形でリング上での選択肢を狭められた。WBCは現地8月10日、アダメスに対し、9月19日に行われるヘスス・ラモスJr.対メイリム・ヌルスタノフの勝者との対戦を命じた。ダン・ラファエルが報じたこの通達により、アダメスは今後、その勝者と戦うまでは中間試合(暫定防衛戦)が一切禁止となった。
この決定で真っ先に影響を受けたのが、デンゼル・ベントリーとの一戦だ。アダメスはつい先ごろ、新たにWBOミドル級王者に昇格したベントリーに対し、統一戦を呼びかけていた。ベントリー側もその提案に前向きで、両者のマッチメークは秒読み段階に入っていた。また、アダメスはスーパーミドル級に上げてIBF王者オズレイ・イグレシアスに挑戦するプランも模索していたが、今年前半に交渉が頓挫。結果として160ポンドでの現実的な選択肢はベントリーしか残っていなかった。だが、WBCの裁定により、その道は完全に閉ざされた。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 一方、ラモスはこれまで一貫してアダメスへの挑戦を熱望してきた25歳の暫定王者。昨年シェーン・モズリーJr.を破って暫定王座を獲得しており、ヌルスタノフに勝てば正規王者への挑戦権を手にする。ヌルスタノフも、ただの挑戦者ではない。カザフスタン出身の強豪は、この一戦に勝てば一気に世界タイトルマッチへと駒を進めることができる。つまり、9月19日の一戦は、両者にとって「アダメスへの切符」を懸けた負けられない戦いとなる。
アダメスは3月、オースティン・ウィリアムズをユナニマス判定で退け、WBCベルトの初防衛に成功したばかり。本来ならば、ビッグネームとの統一戦や階級を超えたチャレンジでキャリアを加速させたいところだが、WBCの指令はそれを許さなかった。ベントリーとの統一戦が実現していれば、2団体統一王者への階段を上る大きな一歩だっただけに、アダメスにとっては痛恨の裁定と言える。
今、アダメスにできることはただ一つ。ラモスとヌルスタノフが雌雄を決するまで静かに待つことだ。自らの望む相手ではなく、リングの結果が次なる挑戦者を決める。王者であっても、流れをコントロールできないもどかしさ。ファンとしては、ラモスとヌルスタノフの一戦が、単なる挑戦者決定戦以上の熱を帯びた一撃になることを期待したい。
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