エディー・ハーンがパロを低評価?キャタロールを推す思惑とハネイ戦の行方
エディー・ハーンがリアム・パロの実力を疑問視している。自身がプロモートするジャック・キャタロールをデヴィン・ハネイと戦わせたいハーンは、IBFウェルター級王者パロの勝利を全く想定していない様子だ。
ハーンは『The Punch Podcast』で「デヴィンを非常に大きな本命にする。リアムは素晴らしいファイターだ。敬意を払っている。しかしデヴィンは非常に経験豊富で、達成してきた実績のある選手だ」とコメント。「リアムは試合には入るだろうが、もし彼が勝ったら私は驚く。パワーでデヴィンを傷つけることはできないし、アウトボックスもできない。リアムがどれだけ良いボクサーでもね」と断言した。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ハーンのこの見解の背景には、キャタロールをハネイ戦に売り込みたい思惑がある。実際、マッチルーム・スポーツはすでにビル・ハネイとDAZNに対し、WBA「レギュラー」ウェルター級王者キャタロールがいつでも戦える準備ができていると伝えている。ハーンはパロとの交渉が進行中であることを認めつつ、自陣営は回答を待っている状態だと明かした。
パロを「負ける可能性が高く、高額なファイトマネーを要求している」と印象づけることは、ハネイ側にパロ戦を選ばせない効果がある。その結果、キャタロールの方が良い選択肢に見えるようになる。もちろんハーンが意図的にハネイをパロから遠ざけようとしているとは限らない。彼が純粋にハネイの楽勝を信じている可能性もある。しかし、キャタロールのプロモーターであるという立場を考慮すれば、パロのチャンスを軽く見る彼の発言には疑いの目を向けるべきだろう。
実際、パロはハーンが評価する以上に厄介な相手かもしれない。サウスポーのパロは長い距離でのアウトボックスが得意なわけではない。彼の真骨頂は接近戦だ。短い左ストレートとタイトな右フックを、大きな振り幅を必要とせずに繰り出す。さらに、ホールディングで対抗しようとしても効果は薄い。モンタナ・ラブがパロを抑え込もうとした際、パロは密着状態でもパンチを当てるスペースを見つけ、6ラウンドでストップ勝ちを収めている。これはクリンチを防御の要とするハネイにとって重要なポイントだ。
一方、キャタロールがハネイと対戦すれば全く違う展開になる。被打率の低い純粋なボクサーであるキャタロールは、相手を外させるステップバックとイライラさせるホールディングを駆使する。ハネイは自ら攻勢に出て、外から正確にヒットさせ、ロースコアの戦術的展開に引きずり込まれないようにしなければならない。
どちらの対戦相手もハネイにとって楽な夜にはならない。違いはただ一つ、ハーンがキャタロールのプロモーターであることだ。それがハーンのパロ評を無効にするわけではないが、彼がハネイに別の方向を選んでほしいと考える理由には十分なっている。そして何より、パロはハーンが言うよりもはるかに手ごわい相手かもしれない。
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