トロイ・アイズリー、ヒックスに判定勝ちも物足りない? 次なる試練は
**トロイ・アイズリー、ホームで金星も「まだ足りない」——ヒックス戦で浮かび上がった真の課題**
現地8月16日、アトランタのステートファーム・アリーナ。2020年東京五輪米国代表トロイ・アイズリー(17勝0敗)が、因縁の相手ジョセフ・ヒックスを相手にユナニマス・デシジョンで退けた。スコアは97-92、96-93、96-93。無敗記録を守り、空位のWBAコンチネンタルUSAミドル級ベルトも獲得したが、リング上の内容は数字ほど楽なものではなかった。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー **競り合った前半、試合を動かしたのはヒックス**
序盤はまさにヒックスのペース。長いジャブで距離を支配し、第2ラウンドには強烈な右ストレートをアイズリーの顎に叩き込む。アイズリーが息を吹き返したのは第3ラウンド。耳の後ろに左フックを突き刺し、パンチ数を増やして主導権を奪い返した。しかし第5ラウンドにはアイズリーが腎臓へのパンチで減点1。ヒックスがこのチャンスを活かせなかったのは、攻撃の積極性を欠いたためだ。
**後半はアイズリーの安定感が勝る**
後半に入ると、アイズリーはコンビネーションと安定したペースで試合を支配。ヒックスはジャブを頼りにしたが、仕掛けるよりも待つ時間が長く、アイズリーにリスクを負わせることができなかった。結果的にアイズリーは大きな危なげなくラウンドを重ね、判定を手繰り寄せた。
**「この相手ではもう測れない」**
アイズリーは27歳。アマチュア時代、ヒックスには3度の対戦で2敗を喫していた因縁の相手だが、プロの舞台でその借りを返したとはいえ、評価は依然として「発展途上」の域を出ない。6KOと決してパワーで圧倒するタイプではなく、これまでもパンチ力だけでミドル級を制するのは難しいと指摘されてきた。
今後の対戦相手として、ヨエンリ・エルナンデス、キャラム・ウォルシュ、ティム・ツィユー、シェーン・モズレー・ジュニアといった名前が挙がる。これらの選手こそ、アイズリーの「仕事量」「正確性」「ボクシング能力」が本物かどうかを問い質す存在だ。
**このベルトより、次の一戦のほうが重要だ**
空位の地域タイトルを手にしたことは、キャリアの通過点に過ぎない。アイズリー陣営(サリータ・プロモーションズ)が本当に彼の限界を知りたいのであれば、次に選ぶ相手こそが物語る。ヒックス戦は「勝って当然」の一戦。次こそ、アイズリーがどこまで行けるのか——ファンの視線はすでに次のリングへと向かっている。
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