プロ5戦目で世界3冠!タム・ティボー、ロビンソンを圧倒し女子ミドル級の頂点へ
衝撃のスピード戴冠だ。カナダのサウスポー、タム・ティボーがプロデビューからわずか5戦で女子ミドル級の頂点に駆け上がった。現地8月9日、フロリダ州オーランドのカリブ・ロイヤルで行われた10回戦で、オーストラリア王者デズリー・ロビンソンを3者とも100-90のフルマークで下し、IBF、WBO、そしてリング誌の3つのベルトを一気に手中に収めた。
29歳のティボーは、長身とリーチ、そして圧倒的な手数の速さを武器に終始ロビンソンを寄せ付けないボクシングを展開。クリーンヒットを重ねながら、前に出る王者をジャブとワンツーで迎え撃ち、リング中央で主導権を握り続けた。ロビンソンもタフさを見せ、試合の随所で肉弾戦に持ち込もうと前進。両者とも顔を血に染める激闘となったが、特にティボーは偶然のバッティングで鼻を負傷し、大量の鼻血がリングに飛び散るシーンも。それでも動じることなく、サウスポーの技術でロビンソンの攻撃を封じ込めた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 試合後、血の付いたままベルトを抱えたティボーは感極まった様子。ロビンソンとも互いの健闘を称え合い、好敵手としての敬意を示した。ロビンソンは12勝4敗に後退。一方のティボーは5勝(3KO)無敗というキャリア初期での世界制覇となり、アマチュア時代の世界選手権優勝、コモンウェルス大会、パンアメリカン大会の金メダル、そしてオリンピック2度出場という輝かしい実績がプロの舞台でも遺憾なく発揮された形だ。
この結果、女子ミドル級はティボーがWBA・WBC王者ケイ・スコットと並ぶ「2極体制」に。スコットは8月15日にアトランタでクラレッサ・シールズと対戦予定で、シールズが勝てばティボーとの無双王座決定戦が一気に現実味を帯びてくる。プロ5戦の新王者を、早くも最強の相手にぶつけるのか。プロモート陣営の手腕も問われる注目の構図だ。
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