クラレッサ・シールズ、豪州のスコットを6回TKO!WBA・WBC王座奪取
現地8月16日、ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナに1万6000人の観衆が詰めかけた熱狂のリングで、女子ミドル級の頂上決戦が行われた。プロモーター、ドミトリー・サリタが送り出したメインイベントは、二度の五輪金メダリストで“T-レックス”の異名を持つクラレッサ・シールズ(米国)と、WBA・WBC王者ケイ“グラマー”スコット(オーストラリア)の一戦。シールズは6回1分38秒、劇的なTKO勝ちを収め、見事に両ベルトを手にした。
試合は初回からシールズが積極的にパンチを当て、スコットの額には早くもたんこぶができた。第2ラウンドもシールズが優勢に進め、第3ラウンドは互いに見せ場を作る拮抗した展開。第4ラウンドではシールズがショルダーロールを駆使し、より強打をヒットさせる。第5ラウンド、スコットがロープ際にシールズを追い詰める場面もあったが、終了30秒前にシールズが強烈に反撃。そして迎えた第6ラウンド、シールズの左フックがスコットの顎をとらえ、スコットはロープに叩きつけられた。レフェリーのジョエル・スコビーがスタンディングエイトカウントを宣告。再開直後、シールズは止まらず連打を浴びせ、スコットのコーナーがタオルを投入。試合はここで決着した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon シールズは戦績を19勝0敗(4KO)と伸ばし、オーストラリア五輪代表のスコットは5勝2敗1分けとなった。試合後のシールズの表情には、王者としての自覚とさらなる高みを見据える決意がにじんでいた。
セミファイナルでは、2020年米国五輪代表のトロイ“トランスフォーマー”イズリーが、ジョセフ“サグ”ヒックスに10回判定勝ち。アマチュア時代に3戦中2敗を喫していた因縁の相手を相手に、プロでは無敗を守った。初回こそヒックスのジャブに苦しんだイズリーだったが、中盤からボディ攻めで主導権を掌握。9回以降は明確にパンチを当て続け、スコアは97-92、96-93×2の3-0。イズリーは17勝0敗(6KO)とキャリアを積み、今後のビッグマッチが待ち望まれる。
その他、WBCスーパーフェザー級王者キャロライン・ベア(カナダ)はIBO王者ベルニス“ザ・バジャー”フェレイラ(南アフリカ)に8回反則負け。ホールディングで減点を重ね、最終的に失格という波乱の結末。ライトヘビー級ではアティフ“ロード・プリティ・カルボ”オバートンがロアメール・アングロに100-90のフルマーク完勝。女子スーパーバンタム級ではアシュリーアン“ラ・マキーナ”ロザードがパウレッタ・クエスタを下し、WBAゴールド王座を獲得した。
一夜で複数のタイトルが動いたアトランタの熱戦。女子ボクシングの新たな時代を象徴するシールズの戴冠劇は、ファンの記憶に長く刻まれるだろう。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 今、あなたにオススメ