サウサンプトン指揮官エッカート、スパイ事件で殺害予告「運転禁止の警告も」
サウサンプトンを率いる33歳のドイツ人指揮官、トンダ・エッカート監督が、昨シーズン勃発した「スパイゲート」騒動の余波で命の危険に晒された衝撃の事実を明かした。クラブが他チームの練習を盗撮した問題で、警察から「もう自分で運転してはいけない」と警告を受け、車では後部座席に座るよう命じられたという。
「殺害予告を受けたかって? そうだ。もはや警察なしでは対応できない状況だった。詳細は話せないが、『もう自分で運転せず、後部座席に座れ』とアドバイスされた。本当に過酷だった」。独キッカー誌のインタビューでこう打ち明けたエッカート監督は、続けて「どんな指導者講習でも準備してくれない状況だ。安全上の理由で突然後部座席に座れと言われた時の対処法なんて、誰も教えてくれない」と心情を吐露した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 事の発端は、サウサンプトンがオックスフォード・ユナイテッド、イプスウィッチ、ミドルズブラの練習を密かに偵察していたスパイ行為。FA(イングランドサッカー協会)はこれを「トップダウンで計画された作為的な組織的計画」と断定。クラブはチャンピオンシップのプレーオフ決勝から除外され、2026-27シーズンは勝ち点-4からのスタートが決定。エッカート監督自身もFAから不適切な行為、あるいはサッカー界の名誉を傷つけたとして訴追されており、長期のタッチライン禁止処分の可能性も取り沙汰されている。
それでもクラブ上層部はエッカート監督を支え続け、彼は現在も指揮官の座に留まっている。イングランドとドイツの「有名な同僚たち」からは激励のメッセージが届いたが、一般からの反応は非常に厳しいものだったという。
処分が宙に浮いた状態で迎えたプレシーズン。ドイツでチームを率いながら、エッカート監督はBBCラジオ・ソレントに「この件が頭の片隅にないと言えば嘘になる。全員がそうだろう。ただ、私はサッカーを愛している。準備すべきことが山ほどある」と語った。「プレシーズンのトレーニング準備、移籍市場、やるべきことに集中すれば、それが全てだ。常に考えているわけではないが、決定が下されるまではうつむいて働き続けるだけ。選手たちは良い状態だ」
エッカート監督は以前から「相手の練習を観察することを禁じるEFLルールを知らなかった。他国では一般的な慣行だ」と主張。ただし「自分が承認したことに対する判断については手を挙げて認める。責任は私にある。判断を誤ったことを謝罪する」と述べており、過ち自体は認めている。「読むのが辛い記事もあったが、前に進む時だ。選手たちも笑顔と良いエネルギーを取り戻している」と前を向いた。
かつてないスパイ事件の代償は、監督個人の安全にまで及んでいた。サウサンプトンはプレミアリーグ復帰を目指して新シーズンに挑むが、エッカート監督の処分がいつ下され、チームにどのような影響を与えるのか。注目が集まる。
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