アーセナル、ベティスに1-3完敗…アルテタの誤算と新戦力グイマラインスに託す期待
アーセナルがダブリンで行ったプレシーズンマッチで、レアル・ベティスに1-3の完敗を喫した。開幕まであと11日に迫ったタイミングでの低調なパフォーマンスに、ミケル・アルテタ監督の表情は終始厳しいままだ。
試合は開始9分、いきなり暗雲が垂れ込める。ベティスのコーナーキックに対し、GKケパ・アリサバラガがパンチングに出るもまさかの空振り。これを見逃さなかったロドリゴ・リケルメに先制点を許す。さらにケパはその後も不安定なクリアでボールを相手に渡し、ネルソン・デオッサに強烈なミドルシュートを叩き込まれて26分で0-2。アルテタ監督はタッチライン際で明らかな苛立ちを見せていた。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro アーセナルはセットプレーから反撃する。ニューカッスルから加入したクリストス・ツォリスが蹴ったコーナーキックが相手GKの判断を狂わせ、ピエロ・インカピエが押し込んで1点を返す。しかしその直後、カイ・ハフェルツの甘いパスをカットされ、パブロ・フォルナルスに決められて突き放される。前半だけで3失点。後半は7人の交代で立て直しを図るが、流れを変えるには至らなかった。
特に中盤の出来は深刻だ。この日、アーセナルはニューカッスルからブルーノ・グイマラインスを7500万ポンドで獲得することで合意したと報じられているが、イーサン・ヌワネリ、マイルス・ルイス=スケリー、ハフェルツの3人は精彩を欠いた。ベティスの2点目はデオッサに十分な時間を与えてしまい、3点目はハフェルツのパスミスが直接のきっかけ。グイマラインスの加入が急務であることを如実に示す内容だった。
さらに痛いのが若手の負傷だ。ハーフタイムに投入された19歳のルーイ・コプリーは、右サイドバックでプレー中に着地を誤り、わずか10分でピッチを後にした。昨季U-21チームでキャプテンを務めた期待のMFだけに、アルテタ監督もやむなく交代を決断。コプリーは足を引きずりながらスタッフに支えられて退場し、重症が心配される。
アルテタ監督は試合終盤、ハーフタイムから出場していたガブリエル・マガリャンイスとガブリエル・マルティネッリを30分で下げる采配も見せた。ワールドカップでベスト16敗退に終わった両ブラジル人選手だが、昨季の過密日程を考慮した負荷管理の一環と見られる。次のドルトムント戦(ホーム)には出場する見込みだ。
王者マンチェスター・シティとのコミュニティ・シールドで幕を開ける新シーズンへ向け、アーセナルにはあまりにも不安の残る一戦となった。"さび付いた"戦いぶりを早くも修正できるか。グイマラインスのデビューが待たれる。
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