2m超エドポロキングが衝撃TKO!11月決勝は元十両スダリオと激突
体格差をものともしない、まさに“怪物”の一撃だった。
総合格闘技イベント「RIZIN.54」が11日、東京・お台場のトヨタアリーナ東京で開催。JAPAN GPヘビー級トーナメント準決勝で、2mを超える巨漢エドポロキング(25、ROOTS GYM)が、極真空手の元世界王者・上田幹雄(31、BRAVE)を2分17秒、膝蹴りからのパウンドで沈めた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 衝撃的な結末は2ラウンドに訪れた。パンチからハイキック、そして右ストレートが上田を捉える。「ジャブ、フック、ストレートに効いた顔をしていた。これはいけるなと。クビ相撲で、これ(膝)を上げたら顔に当たるわ。咄嗟に出た。武器として練習していた」と振り返る。
クビをつかんで放った膝蹴りがボディ、そして顎に突き刺さると上田はダウン。さらに鉄槌を2発叩き込み、レフェリーが試合を止めた。
ダウンした上田に、エドポロキングは両手のひらを上に向けて差し出す、あるパフォーマンスを披露。それは師匠であり、元UFC2階級制覇王者のアレックス・ペレイラが得意とする勝利のポーズだ。「やってみたかった」というその姿に、会場はどよめいた。
「最高です。エドポロキング劇場。気持ちいい」
この試合、エドポロキングは対戦前に対戦相手の上田をあえて「過大評価」していたという。「蹴りが見えへんかもしれない」と警戒しながらも、1ラウンドは見極め、「2、3ラウンドに勝負」と決めていた。上田が仕掛けてきたカーフキックも「全部カットできた。逆に向こうが痛がっていた。それで心に余裕ができた」と、作戦通りだった。
「米国でペレイラとスパーリングする前の方が緊張した」と言うから、怪物ぶりは本物だ。
エドポロキングといえば、日本ハムにドラフト2位で入団した弟・エドポロケイン(23)の存在も忘れてはならない。ルーキーイヤーの弟は1軍定着こそならなかったものの、ジュニアオールスターで本塁打を含む2安打4打点の活躍でMVPを獲得。兄も高校時代に通算24本塁打を放ちドラフト候補に名前が挙がるほどの逸材だったが、格闘技の道を選んだ。
「(弟からは)凄い力をもらってますし、切磋琢磨して、朝倉兄弟じゃないが、エドポロ兄弟を日本中にとどろかせていきたい」
兄弟で“最強”の座を狙うエドポロキングは「まだオレの方が(弟に)勝ってます。あとで勝ったぞと、電話してケツを叩いておきます」と笑わせた。
そして、11月の決勝戦。相手はこの日、酒井リョウ(39、レンジャージム)を1回4分20秒KOで破った、大相撲の元十両・スダリオ剛(29、HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)に決定。スダリオは右ストレートで酒井をなぎ倒し、サッカーボールキックからチョップを打ち下ろしての圧巻KOだった。
しかしエドポロキングは「なんですか、あの試合。遅くても2回KOで倒せるんじゃないですか。10回やったら10回勝てるんで」と、早くもKO宣言。2m超えの怪物が、元力士を相手にどんな“劇場”を見せるのか。決勝が待ちきれない。
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