21歳イタウマ、次はカバジェル?まずはフルゴビッチとのIBF世界戦へ
イギリス・ヘビー級の新星、モーゼス・イタウマ(21歳)が、いよいよ大きな壁に挑む。8月29日、ロンドンのO2アリーナで行われるフィリップ・フルゴビッチ戦は、空位のIBF世界ヘビー級王座をかけた一戦だ。
まだ14戦全勝(KO勝ち多数)のプロスペクトにとって、これまでのキャリアで最も厳しい試合になることは間違いない。イタウマは「正直、特に何も感じなかったよ」と、王座がかかることについて淡々と語る。「もともとフルゴビッチと戦うつもりだったし、そこに世界タイトルが加わっただけ。『ああ、それならタイトルも賭けてくれ』って言っただけさ。前からフルゴビッチは本気で倒しに行く相手だったし、今も変わらず本気だ。同じ試合だよ」
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro これまでイタウマは、慎重に相手を選んできた。マリウシュ・ワフやマイク・バログンは40歳を超え、ディリアン・ホワイトは37歳、ダン・ガーバーは38歳と、年齢的にピークを過ぎたベテランばかり。若いプロスペクト相手にKOを量産し、危険なパンチャーとしての評判を築いてきた。しかし、質の面では疑問が残る。3月のジャーメイン・フランクリン戦では5ラウンドにわたって苦戦。そして今回のフルゴビッチは、まったく別次元の相手だ。
イタウマのアマチュア経験の少なさも指摘されている。彼は若くしてプロ転向し、キューバや東欧、アメリカのトップアマチュアと戦う機会をほとんど持たずにここまできた。そのため、フルゴビッチのような大柄でタフな相手にどこまで通用するかは未知数だ。
それでもイタウマは、すでに次の獲物を見据えている。「次はアギト・カバジェルだね」と彼は言う。「彼は今、上がってくる連中をみんな倒してきた。今一番のライバルになると思う」
カバジェルは実績十分のヘビー級。イタウマはまだそのレベルには達していない。フルゴビッチはサイズ、耐久力、そして対戦相手の質でも上を行く。イタウマ自身も「彼はソリッドなファイターだ。長い夜になるだろうけど、大丈夫だ」と認める。
カバジェルやダニエル・デュボアの話はその後にして、まずは8月29日。慎重に育てられてきた若き天才は、初めての本物の試練を乗り越えられるのか。ヘビー級戦国時代に名乗りを上げるための、最初で最大の関門がそこにある。
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