マクラーレン、ハンガリーGPの作戦判断を擁護 ピアストリの無線不満の真相
マクラーレンはハンガリーGPでの戦略判断を巡り、オスカー・ピアストリとランド・ノリスが無線で不満を爆発させた一件について、アンドレア・ステラ代表がチームの対応を擁護した。
ピアストリは3番手スタートから最初のコーナーでシャルル・ルクレールとポールポジションのノリスをかわしてトップに浮上。チームはコース上でリードするピアストリを優先する戦略を試みたが、フェラーリのルイス・ハミルトンからのプレッシャーで2回目のピットストップを早めざるを得なかった。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー ステラ代表は「ハミルトンがピットに入った時、彼は2台のマクラーレンをアンダーカットできる状況だった。だから我々は対応する必要があった」と説明。「優勝に向けて正しい方法なら、ハミルトンの前にマクラーレンを置く必要があった。オスカーかランドか、リードしていたオスカーを止めるのが正しい判断だと思った」と続けた。
しかし、ピアストリはピット後、周回遅れのウィリアムズ、カルロス・サインツと接触。この接触でポジションを失い、無線で激怒。さらにノリスがピットストップ後に先行したことで、チームへの不満もあらわにした。
ステラ代表は「ランドは中古タイヤでも新品勢と遜色ないペースだった。そこで今日の勝利をつかんだ。チームが意図して作ったわけではなく、ハミルトンをカバーする必要があった」と語り、ノリスの勝利はペースによるものだと強調した。
ピアストリは2位走行中にギアボックス故障でリタイア。レース後、自身のピットストップのタイミングは「正しかった」と認めつつ、サインツとの接触後「ランドのピットを遅らせてほしいと願ったが、それは合理的ではなかった」と振り返った。さらに「その瞬間はただ非常に動揺していた。ピットストップのタイミングは良かった。ルイスに勝つために必要なことだった」と語った。
一方、ノリスもピットウォールに対し、自身がチームメイトより速いと繰り返し主張し、先にピットインさせろと要求していた。ステラ代表は「ピットウォールでは常に全ての選択肢を評価している。オスカーがピットインするまで、彼はコーナー1と2のアクションでフェアにリードを奪っていた。だから彼に勝利を狙う機会を与えるべきだと思った」と説明した。
「他サーキットならランドがオスカーを抜いたかもしれないが、ここでは大きなペース差が必要だ。我々はオスカーに勝利を争う機会を与え、同時に自分たちのレースのやり方を守りたかった。今日はレーシング原則の観点からよく実行されたレースだった。2人のドライバーが我々のやり方を受け入れてくれたことに感謝している」
ピアストリはサインツへの不満を続け、「青旗は出ていたが、マーシャルの合図は全てそうだった。彼のすぐ後ろを走っていた。ラップされた車に衝突されるなんて、レースで起こり得るとは思わなかった。彼が見えなかったとしても、誰も伝えなかったり、完全な認識不足は受け入れられない」と批判。「他人に批判的な彼は、過去にも批判されたことがある。ああいうことをしたら、少しは鏡を見るべきだ」と語った。
サインツは青旗の問題やアストンマーティンのフェルナンド・アロンソとポジションを争っていたことが「言い訳になる」と主張したが、ピアストリは納得しなかった。
F1は夏休みを挟み、8月21日から23日にオランダGPが開催される。全セッションはSky Sports F1で生中継される。
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