ラングニックの遺産消滅…マンU、18歳で獲得した唯一の補強コリアーに退団通告
マンチェスター・ユナイテッドが、ラルフ・ラングニック前暫定監督がクラブに残した最後の“遺産”を手放す決断を下した。ラングニックが2021-22シーズンにオーレ・グンナー・スールシャールの後任として暫定指揮を執った際、唯一クラブに連れてきた18歳の若手トビー・コリアーに対し、今夏の完全移籍での退団を許可したと報じられている。
コリアーはブライトンからユナイテッドに加入したが、それから4年半。トップチームでの出場はわずか13試合にとどまり、そのうち10試合は後任のルベン・アモリム監督時代のものだった。しかし現在のマイケル・カーリック体制では構想外となり、先日行われアトレティコ・マドリーとの親善試合では、多くのアカデミー若手がベンチ入りする中、コリアーはメンバーから外された。その代わりに彼は金曜夜のU21チームの試合に出場し、アルトリンチャム・タウンに0-1で敗れた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon コリアーはこれまで2度のレンタル移籍を経験。まずチャンピオンシップのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに移り、その後ハル・シティへ渡った。しかし両方のレンタル先で負傷に泣かされ、ウェスト・ブロムではバーミンガム戦でのケガによって11月終盤にレンタルが打ち切られ、ユナイテッドに戻ってリハビリ。その後ハルに移ったが、チャンピオンシップのプレーオフ決勝・ミドルズブラ戦での出場もかなわなかった。ウェスト・ブロムでは12試合、ハルではわずか5試合の出場に終わっている。
さらにユナイテッドは今夏、アストン・ヴィラからユーリ・ティーレマンス、チェルシーからアンドレイ・サントスを獲得。中盤の補強はまだ続く見込みで、コリアーがカーリックの青写真に組み込まれる余地はほぼ消え去った。アカデミー出身のタイラー・フレッチャーが序列でもコリアーを上回っているとみられている。
ラングニックはユナイテッドで29試合を指揮し、11勝9分9敗。終了後はコンサルタント役も期待されたが実現せず、クラブを完全に去った。コリアーの退団は、そのラングニック時代の最後の痕跡がオールド・トラッフォードから消えることを意味する。ファンからは「ラングニックの唯一の補強がこんな形で消えるとは」「若手育成の難しさを痛感する」といった声が上がっている。
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