マンU、年俸20億円超Betwayと契約!プレミアのギャンブル規制を逆手に
マンチェスター・ユナイテッドが、またしても世界のサッカービジネス界を震撼させた。クラブは4日、ブックメーカー大手Betwayと年俸2000万ポンド(約38億円)の複数年スポンサー契約を締結したと正式発表。2026/27シーズンから、男女トップチームのトレーニングキットやオールド・トラッフォードの試合会場に同社のロゴが掲出されることになる。
この契約額は、単独のトレーニングキットスポンサーあるいは袖スポンサーとしては世界最高額。前シーズンまでブロックチェーン企業Tezosと結んでいた年俸2400万ポンド(約46億円)には及ばないものの、クラブのマーケティング力が衰えていないことを如実に示した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ユナイテッドの最高商務責任者マーク・アームストロングは、「このエキサイティングな新パートナーシップの規模は、我々の成長戦略と、マンチェスター・ユナイテッドの永続的な世界的強さと魅力を反映している」と胸を張る。「世界中の広大なファンベースとつながりたいと願う一流ブランドを引きつける能力の証明だ」と、その存在感を誇示した。
契約の背景には、プレミアリーグが2023年4月に合意し、今季から施行された「ギャンブル会社の胸スポンサー禁止」がある。ユナイテッドは引き続き電機大手Snapdragonと年俸6000万ポンド(約115億円)の胸スポンサー契約を継続。そこにBetwayをトレーニングキットとスタジアム広告で加えることで、規制の“抜け穴”を巧みに突いた形だ。
賭博広告撤廃を訴える団体CEGAのニック・ハービー氏は、「スタジアムや袖、メディアに何万もの広告がまだ貼り付けられている中で、胸のロゴを外すのは単なるジェスチャーに過ぎない」と皮肉る。実際、ノッティンガム・フォレストやサンダーランドは胸スポンサーさえ決まらず開幕を迎えようとしており、チェルシーもAI企業との短期契約が切れて無スポンサー状態。格差は広がる一方だ。
独立系スポンサー調査機関『The Sponsor』の編集者ショーン・コネル氏は、「賭博禁止はもともと縮小していたスポンサー母体から、さらに大きな塊を奪った。プレミア史上最も競争が激しく困難なスポンサー環境を生み出した」と解説。禁止前は中位クラブでも賭博会社が他社の2倍の金額を提示していただけに、影響は深刻だ。
そんな中、ユナイテッドは袖スポンサーこそ未定ながら、Betwayとの大型契約にこぎつけた。マンチェスター・イブニング・ニュースによれば、クラブは他社との契約をあえて保留し、より良い条件を引き出したという。Betwayはアーセナルやマンチェスター・シティ、チェルシーなどすでに多くのプレミアクラブとベッティングパートナー契約を結んでおり、ユナイテッドもその一翼を担う。
「エンドレス・グローバル・アピール」を自負する赤い悪魔。ピッチ外でも、そのブランド力はまだまだ健在だ。
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