フェデリコ・キエーザ、リバプール残留決断!イラオラ監督の苦悩と覚悟
リバプールに新風を巻き起こすべく就任したアンドニ・イラオラ監督だが、移籍市場の混沌に頭を悩ませている。そんな中、かつては退団が確実視されていたフェデリコ・キエーザが、まさかの残留宣言。イタリア人アタッカーがアンフィールドに留まる決断を下した。
キエーザは2024年夏にユベントスから約10億円(1000万ポンド)で加入して以来、リバプールではなかなか出番に恵まれなかった。通算50試合で5ゴール5アシスト。前監督アーネ・スロット体制下では34試合中わずか3試合の先発に留まり、出場機会を求めての移籍が取り沙汰されていた。セリエAやアトレティコ・マドリードが関心を示し、リバプール側も売却に前向きと報じられていた。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー しかし、キエーザは今夏のアメリカプレシーズンツアーに帯同し、そこで心変わり。残留してポジション争いに身を投じる決意を固めたという。イタリアメディア『カルチョメルカート』はこれを「方針転換(Uターン)」と表現。28歳のベテランはまだ2年の契約を残しており、クラブもこの決断を受け入れる構えだ。
一方、リバプールはオサスナからMFビクトル・ムニョスを35億円(3500万ポンド)で獲得。さらにウィング強化を狙ってパリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラらをリストアップしているが、RBライプツィヒのヤン・ディオマンデ獲得の可能性は遠のいた。
移籍市場全体では、フェンウェイ・スポーツ・グループのマイケル・エドワーズ氏が去った影響もあり、交渉は難航。イラオラ監督は就任1年目から難しいかじ取りを強いられている。
「私は特に8月という月が大嫌いだ。シーズンが始まるのに、誰が去り、誰が来るのか全く分からない。不確実性が大きすぎる」。シカゴでの記者会見で、イラオラ監督は本音を漏らした。「まともなチームを築くのが難しくなる。疑問符だらけだ。でも、どのクラブも同じ状況だからね。毎年同じだ。私は9月1日が待ち遠しい。『これが俺たちだ』と確定して、そこから積み上げていけるから」。
「多くの監督が、いや全員が嫌がっているはずだ。この8月を乗り切らなきゃいけない」。イラオラ監督の言葉には、移籍市場に翻弄される現場の本音と、それでも前に進むしかないプロフェッショナルの覚悟がにじんでいた。キエーザの残留は、そんな不安定な夏に一筋の光明となるか。それとも、さらなる駆け引きの幕開けに過ぎないのか。リバプールの新シーズンは、まだ始まったばかりだ。
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