6大会ぶり復活!元日・国立決勝に宮本会長「特別な清々しさ」
日本サッカーの伝統が、再び元日の国立に帰ってくる。第106回天皇杯全日本サッカー選手権大会で、6大会ぶりとなる「元日・国立決勝」の復活が決まった。Jリーグが“8月開幕・5月閉幕”へとシーズン移行した後の最初の大会で、決勝はシーズン半ばという世界的にも珍しい形で行われる。
8月12日、東京都文京区のJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」で行われた夏休み子ども体験型イベント「SAMURAI BLUEも最初はココにいた!?~世界へつながる『天皇杯』のヒミツに迫る~」には、抽選で選ばれた全国の小学生が参加。天皇杯の歴史を学び、日本サッカー協会の宮本恒靖会長と、FIFA北中米ワールドカップ日本代表コーチの名波浩氏への「模擬記者会見」も行われた。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro イベント終了後のメディア対応で、宮本会長は元日決勝復活の意義を強調した。「大会の注目度のアップにつなげたい。元日に開催できることで、たくさんのお客さんに来てもらえるのではないかと期待しています」と語り、その目には強い決意が宿っていた。
これまではAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いなどで元日決勝が見送られてきた経緯がある。しかし、シーズン移行によって新たなカレンダーが生まれ、再び元日という特別な日に日本一を決める舞台が整った。
宮本会長は自身の経験も交えながら、元日決勝の持つ特別な空気感をこう表現した。「シーズン半ばにはなりますが、1月1日は日本にとって特別な日。そういう時にサッカーをやれることは、選手、監督、いずれの立場でも清々しさがありました。2チームしか臨めません。そういう気持ちを大事に、良い試合を見させてもらって、たくさんの方がテレビで見てくれるタイミングですし、我々としては元日に天皇杯の決勝を持ってきたいとずっと思ってきました」
一方で、課題も見えている。これまでは事実上シーズンオフに入った中での開催だったが、今後は選手によって冬の休暇期間が短くなる点や、シーズン半ばでファイナルを迎える違和感などがテーマとなりそうだ。それでも、第106回大会は8月19日に開幕。26日にはJ1勢が登場し、アマチュア、プロを問わず高校生以上の全チームが日本一を目指して激突する。
国内最古の歴史を誇るビッグタイトルを懸けた戦いが、まもなく幕を開ける。元日の国立という最高の舞台で、選手たちがどんなドラマを紡ぐのか。今から胸が熱くなる。
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