スクバル移籍の裏に不可解な舞台裏?ブリュワーズの好条件を蹴ったタイガースに疑問の声
ドジャースに電撃トレードで移籍したタリク・スクバル(29)が、移籍後わずか3日で先発マウンドに上がった。4日(日本時間5日)のカブス戦、リグレーフィールドは敵地ながら大ブーイングの嵐。それでも最速99.3マイル(約159.8キロ)を計測し、6回85球を投げて4安打2失点、6奪三振の好投。しかし打線の援護に恵まれず、チームは1-5で敗れ、黒星デビューとなった。2年連続サイ・ヤング賞受賞投手の片りんを見せたものの、結果はついてこなかった。
このトレードを巡って、交渉の裏舞台が次々と明らかになってきた。MLB公式サイトによれば、ブリュワーズはドジャースが差し出した交換要員(リバー・ライアン、ブレイディ・スミス、ザイアー・ホープ)を上回るオファーを用意していたという。その内容は、遊撃手ルイス・ペーニャを含む野手の有望株3人。ペーニャはMLBパイプライン全体18位の評価を受け、他の少なくとも1人もトップ100入りする選手だった。さらに、21歳の中堅手ルイス・ララ、22歳のユーティリティー選手ジェット・ウィリアムズ、20歳の大砲候補ジョシュ・アダムチェフスキーらが加えられる可能性もあった。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 一方、ドジャースが提示したホープは「球界全体でもトップ30前後」と評価される有望株だったが、ペーニャよりランキングは下。ドジャース組織内の外野手としても4番手程度の評価だった。ライアンは「将来エース級へ成長する可能性がある」とされながら、2024年に肘を故障し、昨季は一度も登板なし。今季もマイナー8試合で防御率4.46。スミスは2023年ドラフト右腕で、プロ入り後30試合先発で0勝10敗、防御率4.72と振るわない。
「ニューヨークポスト」は「書類上だけを見れば、ブリュワーズのオファーはドジャースと同等、あるいはそれ以上だった」と分析。なぜタイガースはブリュワーズの好条件を蹴ったのか。タイガース専門メディアは「実に不可解だ」と疑問視し、ファンからも不満の声が上がっている。
タイガースが求めたのは「球団の保有期間が長く、短期間で戦力になれる投手」。ドジャースがオファーしたライアンは「今月中にもタイガースのローテーション入りできる可能性がある」と評価され、さらに将来有望な若手投手スミスも加わった。またタイガースには将来の遊撃手候補ケビン・マクゴニグルがいるため、ペーニャの魅力を即戦力投手ほど高く感じなかった可能性も指摘されている。
さらに、タイガースはブリュワーズの右腕ローガン・ヘンダーソンにも関心を示していたと報じられているが、最終条件に含まれたかは不明。いずれにせよ、「不穏な事情があったのでは?」と疑う声が絶えない。スクバルの好投が、トレードの裏側に新たな火種を投じた。
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