巨人OB・広岡達朗が断言「もう優勝は阪神」 藤川監督の激高には苦言も
阪神が12日の東京ドームでの巨人戦を3-2で制し、首位攻防戦を3連勝で飾った。ゲーム差は3に広がり、伝統の一戦は残り5試合で勝ち越しを確定。巨人OBでヤクルト、西武を日本一に導いた広岡達朗氏(94)は「もう優勝は阪神」と太鼓判を押した。
この日、ヒーローは3年目の下村海翔(24)と捕手の坂本誠志郎(32)だ。1点を追う6回、一死一塁から坂本が西舘のフォークを捉え、左翼スタンドへ逆転の6号2ラン。この一発で、5回まで中山に浴びた2ランによる2失点に粘っていた下村にプロ初勝利が転がり込んだ。ベンチに戻った下村が帽子に手をやり「ありがとうございます」と礼を言うと、坂本は無言でニヤリ。その笑顔が全てを物語っていた。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 初勝利を挙げた下村はヒーローインタビューで涙。両親へのメッセージを求められると「入団してから心配ばかりかけてた。家に帰っても野球の話はせず、見守ってくれていた。たぶん僕より心配してたと思う。時間はかかったけど、なんとか今日勝ててよかった」と声を詰まらせた。
試合後、藤川球児監督(46)は「全てがポイントになります。最後まで分からないですから。選手たちが躍動してくれてよかった」と振り返り、首位攻防戦スイープを「自分たちのチームを壊さないように、新たに作り上げていく中でいい形」と総括。継投も光り、6、7回は木下が打者7人をノーヒットに抑え、三者連続三振。8回は岩崎、9回は新守護神の工藤が160キロ連発で大城、キャベッジ、石塚を三人で封じた。
この3連戦、阪神の佐藤は4本塁打6打点、森下は3本塁打3打点で打率5割と大暴れ。対する巨人は4番ダルベックがチャンスで見逃し三振や併殺打、昇格したばかりのキャベッジは3打席連続三振を含む4打数無安打と沈黙した。広岡氏は「近本が戻って1番から5番が固定された阪神は盤石。森下、佐藤は手がつけられない。巨人はダルベック、キャベッジを中心に据えているのが大違い」と辛口評価。
ただし、1回に森下翔太(26)が死球を受けた際、藤川監督がベンチから激高して抗議した場面については「みっともないから、もっとどっしりと構えておけばいい」と苦言。40試合を残しての優勝宣言とともに、指揮官の感情的な姿にはチクリと一撃を加えた。
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