横浜・織田翔希、甲子園最速156キロの衝撃!無死満塁を5球で斬る
甲子園が、またひとつ伝説を目の当たりにした。第108回全国高校野球選手権大会2回戦。横浜対日南学園は1-1の緊迫した展開で迎えた6回表、横浜に最大のピンチが訪れる。無死二、三塁。ここで村田浩明監督はエースの織田翔希をマウンドへ送り込んだ。
村田監督はさらに、ここで打線のつなぎ役である田中皐晴を申告敬遠し、無死満塁に。まさに「織田ならやってくれる」という究極の信頼と賭けだった。マウンドに立った織田は、その期待に応えるどころか、甲子園の歴史を塗り替える投球を見せる。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 初球から153キロ。そして1-1からの3球目、空振りを奪った球が甲子園のスピードガ表示に「156キロ」と刻まれた。場内がどよめきに包まれる。春夏通じて甲子園最速の更新。これまで寺原隼人、佐藤由規、石垣元気が持っていた155キロを1キロ上回る衝撃的な数字だった。
さらに追い込んでから投じた外角への155キロで打者を差し込み、織田は雄叫び。続く打者には初球149キロのストレートでセカンドゴロに打ち取り、ショート・池田聖摩の好カバーもあってダブルプレー。わずか5球で無死満塁の大ピンチを無失点で切り抜けたのだ。
「監督に『ピンチになったら行くぞ』と言われていたので準備はできていた。絶対に抑えようというつもりだった。1球で球場の雰囲気を変えようと思った」と織田。その言葉通り、織田の剛球は試合の流れを一変させた。
元ヤクルト編成部長で、故・野村克也氏の下でコーチも務めた松井優典氏は「高校野球の歴史に名を刻むワンシーン。高校時代の松坂大輔、田中将大のレベルに近づいた」と絶賛。「ポテンシャルで言えば上。ストレートの質、スライダーのレベルは…」と、後の大エースたちと比較しても遜色ない逸材だと語っている。
このビッグプレーで完全に流れを引き寄せた横浜は、直後の7回、二死二塁から9番・千島大翼のタイムリー三塁打で勝ち越しに成功。小野舜友の執念のヒットで追加点を挙げると、池田聖摩の2点タイムリーなどでこの回一挙5得点。最終的に10-1で日南学園を突き放し、16強進出を決めた。
村田監督は「ガラっと変わった。流れを変えられる織田の球は、球場のお客さんを変えるピッチャーに育ってくれた」と、その存在感を称える。織田の156キロは、単なる数字以上の衝撃と興奮を甲子園に刻み込んだ。
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