ベン・ウィッテカーvsクラウス実現か?ヘアーン発言に挑戦状
ライトヘビー級の未来を左右するかもしれない一戦が、今、現実味を帯びてきた。プロモーターのベン・シャロムが、ベンジャミン・ウィッテカー(29歳)とオランダの強打者グラダス・クラウス(25歳)のマッチアップを熱望している。
問題は、ウィッテカーを擁するマッチルーム・ボクシングのエディー・ヘアーンが、自ら「ジェネレーショナル(世代を代表する)タレント」と持ち上げた男の真価を問う覚悟があるかどうかだ。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー ウィッテカーは2020年東京五輪銀メダリスト。アマチュアの輝かしいキャリアをバックにプロ入りしたが、ヘアーンはあたかも若手有望株を守るかのようなマッチメイクを続けてきた。一方、クラウスは12勝0敗(11KO)の戦績を誇り、直近4戦はすべて2ラウンド以内でフィニッシュ。8月8日にはリーズでショーン・ヘンフィルをわずか63秒で粉砕している。
「誰もが観たいと思う一戦だ。DAZNも望むだろうし、エディーも作りたがるはず。IBFも認める。100%実現する」とシャロムはDAZN Boxingのインタビューで語った。さらにクラウスを「世界最高のライトヘビー」と絶賛し、いずれ同階級を統一すると断言する。
クラウスの戦いぶりは、まさにオーバーサイズのアーロン・プライヤー。ラッシュを仕掛け、連打で相手を飲み込み、落ち着く間を与えずに打ち砕く。ウィッテカーがこれまで直面してきたどの相手とも異なる、まったく新しい試練だ。
ウィッテカーは10月3日にコナー・ウォレス(17勝1敗、12KO)との試合を予定しているが、これまでのヘアーンが用意した「お粗末な」対戦相手よりは評価できる。だが、筆者の見立てでは、クラウスならウォレスを一蹴するだろう。
「今、クラウスがまだ25歳のプロスペクト(有望株)のうちに獲る方がいい。2、3年後では遅すぎる」とシャロム。同じ論理は、むしろウィッテカーにこそ当てはまる。彼はもうすぐ30代に突入する。五輪経験者で豊富なアマチュアキャリアを持つ男に、いったいどの程度の育成期間が必要だというのか。
ライトヘビー級の頂点を極めるには、危険な挑戦者たちを退け続けなければならない。もしデビッド・ベナビデスが175ポンドに留まれば、ウィッテカーはさらに深刻な壁に直面する。危険な若いパンチャーから守り続けても、ベナビデスのような相手への準備にはならない。
ヘアーンが自らの「ジェネレーショナル」発言を本気で信じているなら、シャロムの挑戦を受けるべき時だ。クラウス戦は、ウィッテカーが本当に特別なのか、それとも過大評価なのかを証明する絶好のリトマス試験紙となる。
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