インファンティーノFIFA会長、窮地で緊急会議招集 売却計画に大反発
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が、ワールドカップを含む主要大会の売却計画を巡る批判の嵐を受け、幹部を緊急招集して危機対応に乗り出した。窮地に立たされた会長の“延命策”は、サッカー界にさらなる波紋を広げている。
事の発端は、FIFAのチーフ・オブ・グローバル・フットボール・デベロップメントを務めるアーセン・ウェンガー氏が、インファンティーノ会長の計画を公然と批判したこと。元アーセナル監督として知られるウェンガー氏は月曜日に声明を発表し、計画の撤回が「絶対に必要だ」と明言。さらに「私はこの戦略計画に関与しておらず、メディアの報道で初めて知った」と述べ、「独立したFIFAこそが、誠実さと透明性をもってサッカーに奉仕する道だ」と持論を展開した。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro この発言は、すでに揺らぎ始めていたインファンティーノ会長の求心力に追い打ちをかけた。内部では、会長の側近たちが211の加盟協会に公の支持を取り付けるよう奔走しているが、一部の協会は再選への支持を取り下げたという。さらには、ある協会会長はインファンティーノ会長を「脅迫」だと非難する事態に発展。FIFA内部の混乱は深刻さを増している。
英紙タイムズの報道によれば、インファンティーノ会長はモロッコの首都ラバトで幹部を集めた危機会議を招集した。反発のうねりを受けてモロッコに潜伏しているとみられる。一方、会長抜きで行われた火曜日の経営陣会議では、出席者のうち1人を除く全員が売却計画に反対したと報じられており、組織の分裂が浮き彫りになった。
さらに、FIFAのNo.2であるマッティアス・グラフストローム事務総長も、リークされたメールで計画を痛烈に批判。メールには「我々は皆、理解しがたく受け入れがたい混乱の渦中に投げ込まれた」と記され、「サッカーに奉仕し、211の加盟協会に尽くすという、常に我々を結束させてきた使命に集中するよう求める」と綴られていた。
グラフストローム氏は続けて「悲しく非難されるべき一連の出来事は、幸いにもFFEプロジェクトが恒久的に放棄されたことで決着した。しかし、その衝撃が現実を覆い隠してはならない」と指摘。「個人も、不安定な瞬間も、不幸な出来事も過ぎ去る。だが、組織とその使命、世界のサッカーに対する責任は続いていく」と職員を鼓舞した。
インファンティーノ会長の求心力はかつてないほど低下しており、辞任を求める声も日増しに強まっている。FIFAはこの危機を乗り越えられるのか。世界のサッカー界が固唾をのんで見守っている。
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