キャネロ、敗因はメンタルと主張「クロフォードを称賛せず」再戦へ意欲
元スーパーミドル級統一王者サウル・“キャネロ”・アルバレスが、昨年9月にテレンス・クロフォードに喫した敗戦の原因について、自身の精神状態にあったと語った。身体的な準備は万全だったと強調する一方、試合当日のリングに上がった時点で“メンタルが入っていなかった”と認め、その結果、自身のキャリア最大の勝利を支えてきた基本を見失ったと振り返った。
「結果はコントロールできない。すべてを完璧に準備しても、うまくいかないことはある。その教訓を得た。時々、基本を忘れてしまう。あの試合では、それを忘れてしまったんだ」とキャネロはCBSモーニングのインタビューで告白。「トレーニングキャンプでは正しいことをすべてやった。でも、精神的にはそこにいなかった。それも学びだ。これからも戦い続けるなら、メンタルとフィジカル、両方でリングに立たなければならない」
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon キャネロの説明は、あくまで自身のパフォーマンス不足に焦点を当てており、ケガやトレーニングの問題、判定への不満などは一切口にしなかった。しかし、この釈明がすべてのファンに受け入れられるわけではない。クロフォードは何か月もかけてゲームプランを練り、それを規律正しく実行。スピード、タイミング、リングIQを駆使してキャネロを圧倒し、キャリア最大の勝利を挙げた。
このため、キャネロのコメントを「正直な自己批判」と受け止める声がある一方、「明確な敗北のインパクトを和らげようとしている」と批判する声も上がっている。いずれにせよ、キャネロ自身はあの試合が自分の最高の姿ではなかったと信じており、巨額の再戦を望む発言を繰り返していることから、再戦が実現すれば違う結果を残せると確信しているのは明らかだ。
ただし、キャネロがクロフォードとの再戦を実現させるためには、まず10月31日にWBCスーパーミドル級王者クリスチャン・ムビリを倒す必要がある。たとえムビリに勝ったとしても、昨年9月の興行が期待外れに終わっただけに、プロモーターのトゥルキ・アル・アール・シークが再戦への資金を投じるかどうかは不透明だ。クロフォードは終始慎重に距離を取り、キャネロが接近するとクリンチで封じ、キャネロは6ラウンド以降失速した。ファンの反応も冷ややかだったことから、トゥルキは同じカードではなく、よりフレッシュな対戦カードに資金を振り向ける可能性が高い。
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