バコレ、キャリアを自ら台無しに?プロモーターが警鐘「体重も闘志も消えた」
2024年8月、あの衝撃的なKO勝利から2年。マーティン・バコレ(31歳)が、かつて「ヘビー級エリートの仲間入り目前」と謳われた男とは思えない転落を続けている。プロモーターのベン・シャロームが、自身の目玉ファイターに対して「キャリアを自ら台無しにしている」と痛烈な批判を浴びせた。
バコレが脚光を浴びたのは、2024年8月のロサンゼルス・BMOスタジアム。ジャレッド・アンダーソンを5回でストップし、その時計測した体重は284.5ポンド。待望のビッグネーム撃破で、ついにヘビー級戦線の主役になれるかと思われた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ところが、そこから事態は急転直下。2025年2月、ジョセフ・パーカー戦を2日前の緊急オファーで受けたバコレの体重は、なんと310ポンド。リング上ではパーカーに2ラウンドでダウンを奪われ、TKO負けを喫した。短期間での代役出場という事情があったとはいえ、その太り様は衝撃的だった。
さらに3カ月も経たないうちに挑んだエフェ・アジャグバ戦でも、体重は299ポンド。減量はほとんど進まず、10回判定は引き分けに終わった。それ以来、バコレは2025年5月3日を最後にリングから遠ざかっている。
シャロームはtalkSPORT Boxingのインタビューで、こう嘆いた。「我々は皆、憶測することしかできない。私は長い間彼をプロモートしてきたが、フィットネスレベルが良くなかった時期もある。ジムにすら通っていなかったかもしれない。チャンスを逃したのかもしれない。あるいは、あまりに多くの金を稼いだせいで、以前のような飢えがなくなったのかもしれない」。
シャロームはさらに続ける。「結局、彼は自分のキャリアを壊している。ボクサーとしても、だ。もしかしたら彼はもう戦いたくないのかもしれない。私は彼をマルチミリオネアにした。全てのチャンスを彼に優先して与え、素晴らしい仕事をしてきた。だが今はただ残念だ。彼がリングに戻るのを願っている」。
皮肉なのは、バコレの立場がこれほど早く変わったことだ。アンダーソン戦のパフォーマンスは、彼が適切な準備さえすればヘビー級の頂点に挑める力を秘めていることを証明していた。しかしその後の2試合で310ポンド、299ポンドという体重は明らかに調整不足。そして今、最大の問題は試合を全く行っていないことだ。
アンダーソン戦は、バコレが本来持つ可能性を示す輝かしい一戦だった。だが2年を経て、あの勝利は「生かせなかった最大のチャンス」として記憶される危険性が日に日に高まっている。31歳という年齢を考えれば、まだ巻き返しは可能。しかし、シャロームの言葉通り「飢え」を取り戻せるかどうかが全てだろう。
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