22歳メイソンvsゼペダ!ライト級統一戦が新シリーズ「The Fight」の起爆剤に
軽量級に激震が走る。新興ボクシングシリーズ「The Fight」で、早くも頂上決戦の機運が高まっている。7月にWBO世界ライト級王座を獲得したアブドゥラー・メイソンと、8月にWBC同級王座を手にしたウィリアム・ゼペダ。この2人が激突すれば、シリーズの歴史を変える一戦になる可能性を秘めている。
まず、メイソンの快進撃を振り返ろう。7月4日、シリーズ第1弾でアルバート・ベルをストップし、WBOライト級ベルトを手中に収めた。わずか22歳の若武者が、鮮烈なデビューを飾ったかたちだ。続く8月1日には、ゼペダがラモント・ローチに12回大差判定勝ち。空位のWBC王座を獲得し、こちらも文句なしの貫禄を見せつけた。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 2人の戴冠劇がそろったことで、自然と浮上するのが統一戦のシナリオ。ボクシングジャーナリストのジェイク・ドノバンは、このカードがシリーズの価値をさらに高めると指摘する。「『The Fight』がかつての『ボクシング・アフター・ダーク』と同じ影響力を生み出せるかは分からない。しかし、この一戦はシリーズをさらに正当化するだろう。最初の2大会で両者が大勝した以上、正面衝突が次の当然の流れだ」と、SNSで持論を展開した。
交渉は現時点で始まっていないものの、メイソンは早くもこの対戦に前向きだ。彼はゼペダについて「キャリアを決定づける相手」と表現。ただの強敵ではなく、自分を歴史的な高みへ導く存在として見ているようだ。一方のゼペダは、息もつかせぬプレッシャーと圧倒的なパンチ数が武器。メイソンにとって、ベル戦とは比べものにならない体力勝負を強いられることになる。
初回2大会でそれぞれ別々に紹介された両雄。この統一戦が実現すれば、視聴者は単発のメインイベントではなく、次回作へと続く物語を追いかける楽しみを得られる。かつてHBOの名物企画が、厳しい相手との連続戦で選手を育て、ファンを惹きつけたように、「The Fight」も独自の伝統を築く絶好の機会を迎えている。
過去の偉大なシリーズの二番煎じである必要はない。しかし、メイソン対ゼペダというビッグマッチは、新シリーズが自らのアイデンティティを確立するための最高の出発点になることは間違いない。拳闘ファンならずとも注目せざるを得ない、ビッグマッチの胎動が始まっている。
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